親に何も言われなくても自分から動く子の育て方【コーチング基礎基本】P.14

コーチング
こんなお悩みをお持ちの方へ
「何かを聞いても、子どもが自分の気持ちをなかなか話してくれない。」 「子どもが自分から行動をしない。」

これらの悩みはコーチングという技法を知ることで解決できます。 

✓このページから学べること
コーチングの基礎基本的な姿勢がわかる。
 
 

そもそも、私たち大人が子どもにとれる行動とは

ヘルプ」と「サポート

この2種類です。

 

突然ですが、飢えた人がいたら、みなさんはどちらの行動をとりますか?

A:魚を釣ってあげる。

B:魚の釣り方を教える。
…見捨てるという選択肢は無しでお願いしますね(笑)

 

結論ですが

Aの行動は「へルプ」  飢えた人を保護する行動です。

Bの行動は「サポート」 飢えた人を援助する行動です。  

親には、子どもを「ヘルプ」しなくてはならないときと、「サポート」をしなくてはならないときがあります。

いつまでもヘルプをしてしまっていては、飢えた人は、自分で飢えを凌ぐ術を身につけれらず、ヘルプをしてくれる人に依存してしまいます。

ですから、可能な限りサポートする選択が、自立へと繋がると考えられています。

 

では、実際にどうしたらよいのか、保育士・教員が現場で実施していることを教えます。コーチングと呼ばれる技法で、ビジネスの場の人材育成の場でも使われています。

 

 

まず、みなさんのことについて振り返ってみましょう。

どれだけ、ヘルプをしているか、サポートをしているかについて

 

というわけでまずは、こちらの観察項目をやってみましょう。
「はい」「いいえ」「わからない」で答えましょう。

 

この観察項目はこちらの書籍より参考にさせていただいています。

・子どもはよく笑う。
・毎日が楽しそうだ。  
・目が輝いている。  
・友だちとよく遊ぶ。
・親によく甘える。  
・いろいろな物事に関心を示す。  
・話すときは視線を合わせる。  
・親の過剰な干渉や介入を嫌がる。  
・機嫌の回復が早い。

お子さんが7歳以上の場合は以下の項目も追加してください。

・朝自分で起きられる。  
・学校などでの出来事をいろいろ話してくれる。  
・悩みがあるときは打ち明けてくれる。  
・親の意見を求めてくる。  
・我慢できるが、我慢をしすぎるということはない。

 

いかがでしたでしょうか。

「わからない」が多い方は、まずはお子様をよく知ることから始めましょう。1週間程度、観察をし、この観察にもう一度トライしてみましょう。
「はい」が多かった方は、既にコーチングをする術を身につけていらっしゃいます。続けていっていただければと思います。


そして「いいえ」が多かった方は、コーチングする術はまだまだです。しかし自分を責める必要はありません。自分を責めずにこれから変わっていきましょう。

まずは、コーチングをする上での大切な3つの心得を学びましょう。

コーチングの大切な3つの心得

コーチングをする上で大切な姿勢は3つです。この姿勢さえあれば、皆さんもコーチ(コーチングをする人)です。

 

1.子どもはできることを知っている。
2.子ども自身がもっと成長したい、よくなりたいと思っていることを知っている。
3.子どもが望んでいることが起きるまで待てる。

順に解説していきます。

 

1.子どもはできることを知っている。

 

 

お子さんが生まれた時、たくさんのヘルプ(保護)をしてきたことでしょう。

 

そういった延長で考えてしまうと、子どもは何もできない存在だとついつい思ってしまいがちですが、そんなことはありません。あなたのお子さんは、何でもできます。

”我が子はできる子”だと思うこと、それだけで、子どもは伸びていきます。  

この期待をするという行為によって、期待された人の才能が伸びていくことをピグマリオン効果ともいいます。

 

こんな研究が過去に行われたのです。

”1964年春、教育現場での実験として、サンフランシスコの小学校で、ハーバード式突発性学習能力予測テストと名づけた普通の知能テストを行い、学級担任には、今後数ヶ月の間に成績が伸びてくる学習者を割り出すための検査であると説明した。

しかし、実際のところ検査には何の意味もなく、実験施行者は、検査の結果と関係なく無作為に選ばれた児童の名簿を学級担任に見せて、この名簿に記載されている児童が、今後数ヶ月の間に成績が伸びる子供達だと伝えた。

その後、学級担任は、子供達の成績が向上するという期待を込めてその子供達を見ていたが、確かに成績が向上していった。

 

報告論文の主張では成績が向上した原因としては、学級担任が子供達に対して、期待のこもった眼差しを向けたこと。さらに、子供達も期待されていることを意識するため、成績が向上していったと主張されている。

ですから、我が子はできる子であると期待をすることで、伸びていきます。

しかし過度な期待や褒めはプレッシャーになりますので、以前に解説した、勇気づけについてのページをご覧になり、勇気づけを活用しながら伸ばしていって下さい。

 

 

2.もっと成長したい、よくなりたいと思っていることを知っている。

 

悪くなりたい、成長したくない、ずっとだらだらしていたい。

 

生まれてすくすく成長していった子にそんな風に過ごす子はまずいません。

 

そもそも、人間だれしもが、心の奥底で成長したいと思っているのです。

 

勉強もスポーツもせず、ゲームに熱中している大人も世にいます。

一見、成長する気が無いように思えますが、ゲームの中でも、自分のスキルを磨きたいと潜在的に思い、ゲームの世界でのスキルを磨くために、熱中をしてしまっているのです。  

 

子どもは、大人よりも成長したいという気持ちがすごいです。

 

縄跳び発表会で、多くの友達が飛べている中、前跳びが出来なかった1年生が、担任や親が何も言わずとも、家や休み時間に練習をしました。そしてたった3日で自力で跳べるようになった姿をみせてくれたのです。

他にも、1時間でも2時間でも鉄棒やうんていに挑戦し続ける子をみたことがあります。

 

そういった、子どもは自分から成長したがるということを親が知っているだけで、

あなたは、もっとよくなりたい!成長したいと思っているんだよね。知っているよ。

と子どもの心に寄り添ってあげることができます。

3.子どもが望むまで待てる。

こちらから習い事を強制的にさせるのではなく、その子自身がやりたいと思うまで待ち、その気持ちをくみ取って習い事をさせるとよいのです。

 

そうすることで、親にやらされているという実感が無く、一生懸命にその物事に取り組むことが出来ます。高い創造性、柔軟性も発揮し、飛躍的に成長をしていきます

 

この状態を心理学の世界で、内発的動機づけと言われています。自分の好きという感情で、行う行動は、他のどの行動よりも継続、飛躍的に力を伸ばすのです。
いわゆるモチベーションがとにかく高い状態なのです。
 
反対に、親から「やりなさい」と言われて始めた行動は、外発的動機づけと言われ、
「怒られるから。」「褒められたいから。」という別の目的によってモチベーションを保ちながら行動をすることになります。  

 

想像してください。どちらの方がモチベーション高く行動をしますか?

A:大好きな人に喜んでもらうために、プレゼントを買う。
B:親や上司にやりなさいと言われたからプレゼントを買う。 

 

多くの人は、Aの行動の方がモチベーション高く取り組むのではないでしょうか。  

 

子どもも同じです。やりたいと思ってからやった方が、圧倒的に力が伸びるのです。
そういう気持ちになるまで待ってあげることが、大切なのです。  

とはいえ、お子様がいつまでたってもやる気がでていない。そんなときが日常的にあると思います。そんなやる気を出すための方法を過去に解説しているので読んでみて下さい。

 

最後に復習です。

  1. 子どもはできることを知っている。 親である私たちが、一番に我が子が出来る子であると期待していきましょう
  2. 子ども自身が、もっと成長したい、よくなりたいと思っていることを知っている 成長したくないなんて子はいません。成長したいと思っている子の気持ちに寄り添ってあげましょう
  3. 子どもが望んでいることが起きるまで待ち、必要なサポートは何でもしようとする姿勢をみせる 大切なのは内発的動機付けです。お子様のやりたいを十分に待ちましょう。時には、やりたいと思わせるように、環境を工夫する戦略も必要です
 
「あなたは、無限の可能性をもっている。そして、たくさん成長したいって思っているよね。そんなあなたのことを、私たちは、たくさんサポートしたい。あなたが望んでいるものを手にするまで、我慢強く応援するよ。」

私のとても好きなメッセージです。有名なアスリートの多くは、一人の努力ではなく、決して否定をせず、いつでも手厚くサポートをしてくれた親の存在であると、ご本人のインタビューや講演で耳にします。  

 

最後までお読み下さりありがとうございました。このページが少しでも皆様のお役に立てますように。

お読みいただいて「他の人にも紹介したい。」という方は、是非、シェアやコメントをして頂けると嬉しいです。ご意見・ご質問等もお待ちしております。

コメント

タイトルとURLをコピーしました