- 子どもの支度が遅くて、何度叱っても早くならない
- いつも遅刻ギリギリになってしまう

保育園・小学校等でも似たような形で実践をしています。
今回のページは、菅原裕子先生の書籍を参考にさせていただいています。 この場をお借りして感謝申し上げます。他にも心に刺さる内容が盛りだくさんですので、是非読んでみてくださいね。
叱れば叱るだけできない子になる理由とは

実際に実験してみましょう。近くに誰かがいる場合は、協力をしてもらうと良いでしょう。
まず、自分が子どもだった時のことを思い出してください。
そして、あなたのご両親が、
- 何度言えばわかるの
- 前に言ったでしょ!
- 早くやりなさい!
と言ってくるのです。(協力者がいる場合は、実際にこの言葉をあなたへ言ってもらいましょう。)
目をつぶって、十分に想像して下さいね。 さてどうでしたか?
子どもは、このように小言を言われ続けると、やる気を完全に失います。こちらはやってもらいたくて言葉をかけているのに、反対にやる気を奪ってしまっているのです。
朝の支度が遅くなるのは、遊びながらやっているからです。楽しいのです。
そんな姿を見て、腹が立ち、ついつい上記の言葉をかけてしまうこと、痛いほどよくわかります。
しかし、楽しいことをしている最中に、そのような言葉をかけられれば、やる気が失うのも当然のことですね。 やる気が失うだけでなく、最悪の場合、
- 自分の気持ちにふたをする
- うるさい親に背を向けて、親の言葉を聞き流す
- 親の言うことの反対のことをして反発を表す
こんな結果を招くことになります。それを見て、さらにあれダメこれダメ攻撃をしてしまうわけですから、負のスパイラルということになりますね。
子どもが自ら支度をするとっておきの方法。

前述したように、子どもは遊びたがっているので支度が遅くなるのです。この遊びたがる性質を利用して、過去にご紹介した、子どものやる気スイッチを押す4つの内の1つ、競争をするという技を使用します。
4つのやる気スイッチが気になる方は、こちら
具体的に、朝の支度の場合は、着替えを最後にさせます。
適度に手加減を入れながら、あと少しで勝てそう。わざと負けるなどの演出をすると、子どもはいつまでもノッてきます。
着替え後には、
「あー!楽しかったね!またやりたいな。明日は、お支度が終わって、〇時にママのお部屋で競争をしない?」
と提案をします。 次の日からは、支度を終えて着替えをもって、あなたの部屋でお子さんが待っていることでしょう。
また、どうしても手が離せないときは、
「ママは、このタイマーが鳴り終わるまでに着替え終わったよ。できるかな?」
といって、 タイマーをつけて、着替えさせることもできます。ご自宅にあるキッチンタイマーやスマホでもよいかと思いますが、日本の脳科学者で有名な茂木健一郎先生が推奨しているタイマーのリンクを貼っておきますね。
学校現場でも、かなり多くの教室で使われているタイマーです。リーズナブルなお値段と、大きい文字盤、床にも置けて、音が大きめであることがおすすめです。
100円ショップのタイマーだと、数字も見えづらく、そのまま床に置けないし、どうしても音が小さくて、別の部屋にいると分からないということになります。

うちでもこれを愛用していました。
とはいえ、すぐに飽きるのでは?大人と競争なんかしてもつまらないのでは?と心配な方もいらっしゃると思いますが、全く心配ありません。
何故なら、保育園や小学校でも、友達同士で競争し続けて、いつも素早く支度を済ませる上記のようなテクニックが使われています。
また、応用として、にぎやかな音楽をかけて、(パプリカ等)
「この音楽が終わるまでに支度が終わるかな」
なんてゲーム形式にし、曲が終わるまでに着替え終わったら、一緒にダンスをするなんてこともやっています。
最後にまとめです
今回は、支度が遅い子に対する技を紹介しました。
- やる気を失わないように、禁止語・命令語は避けましょう。
- 自ら支度をするとっておきの方法は、お着替え競争をすること。
最後までお読み下さりありがとうございました。このページが少しでも皆様のお役に立てますように。

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