子どもが自分で考えて動ける。優柔不断の解消方法【きき力を磨く①】P.20

コーチング
こんなお悩みをお持ちの方へ
子どもに何か聞いても、”何でもいい”って答えてきて困る。
優柔不断。
自分で考えられる子になってほしい。
✓このページから学べること
子どもが何でもいいと言わなくなる。
自分で物事を考えられる子に育つ。

 

これからお伝えする方法は、保育園・小学校の現場でも使われていますし、ビジネスの現場でも、自分で考えて行動する主体的な社員の育成のために使われているので、かなり効果があります。

自分で考えられる子に育てるには、コーチングがよい。

コーチングという技法は、ティーチング(教える・伝える)とは異なり、”問いかけて導く”というものです。

つまり、こちらからは何も教えずに、コーチングをされた相手が自ら解決していくことを目的とした技法です。

ティーチングでは、こちらから解決策や意見を与えていきます。
「〇〇くんと喧嘩した。」

と子どもが言ってきたのに対し、
「仲直りしようね。」
「仲直りするには、ごめんなさいを言えるといいんだよ。」
と具体的な道筋まで教えていきます。解決も早く、子どもからの信頼も高く得られる素晴らしい技法と言えます。

しかし、多用をしていれば、”困ったときは大人に聞けばいいや”という心が育っていきます。
ティーチングをされ続けた子は、次第に自分で考えるのをやめてしまうのです

コーチングは、こちらからの意見は原則言わない技法です。解決策を自分で考えられるように、問い続けていくことで、導いていきます。

 

「〇〇くんと喧嘩した。」

と言ってきたら、
「喧嘩しちゃったんだね。どうしたい?

解決方法を考え出すように、問いかけていくのです。

このように、自分で考える経験を積み重ねていくことにより、あらゆる問題に対しても自分で考えて行動をとるようになります。子どもには、その力が十分に備わっています。

ほとんどの場合、親の意見は子どもには必要ないのです

親が意見ばかりを子どもに言っていると、他の大人からの意見を素直に聞けなくなるということもあります。

「ママは良いって言ったよ。」
「パパがこうしなさいって言ったの。」

と行動の責任を人に押し付けてしまいます。子どもの内は許されますが、大人社会では許されることではありませんね。

自分で考える子にするためには、コーチングという技法が良いです。

あなたのきき力はどのタイプ?

 

具体的なコーチング方法をお伝えする前に、あなたのきき力について分析をします。

とにかく方法が知りたい方はこちら

きき力とは、人の話を傾聴する力のことを意味します。コーチングには、このきき力が欠かせません。きき力がどのようなタイプであるかを知ることは必須なのです。

実際に問題に答えてみてくださいね。

 

Q1 ローンを組んでまで、お金を払い習い事を始めたが、たった3回のレッスンで「やめたい。」とお子さんが言ってきました。お子さんは、すでに何度も他の習い事をやめています。さて、あなたはなんと答えますか?
紙やスマホのメモ、なんでもいいです。忘れないように書き出しておくいいですよ。
では、次の質問です。
Q2 それは、どんなゴールを目指して発した言葉ですか?

 

お子さんを叱ること?
習い事を続けさせること?
習い事をやめさせること?

大半の方が、 ”今後こそ習い事を続けさせたい” ”なんとかしたい” というゴール(思い)をもって、

「どうしたの?何かあったの?」

「そんなこと言わないでもう少し頑張ろうよ。」

 

というような言葉をかけたかと思います。

しかし、それでは多くの子の反応が否定的になってしまいます。否定的というのは、マイナスな反応を示すということです

 

具体的に解説します。

「どうしたの?」は、質問タイプ。子どもの反応は「えーと。」と考え、言い訳を話す場合もあります。
「やりたいって言ったのはあなたじゃん。」は、脅迫タイプ。子どもの反応は「もういいや。」
「えー、何を言っているの」は、非難タイプ。子どもの反応は「言わなきゃよかった。」
「だから言ったでしょ。」は、否定タイプ。子どもの反応は、黙って反発をします。
「何かあったのね。先生が嫌なの?」は、分析タイプ。子どもの反応は「そうじゃない…」
「大丈夫。もう少し続けてみよう。やめるのはいつでもできるよ。」は、ごまかしタイプ。子どもの反応は「大丈夫じゃない。今やめたいよ。言っても無駄か。」
「かわいそうに。何かあったんだね」は、同情タイプ。子どもの反応は「え…何かって?」
「何にも続かないようじゃこれからの人生で困るぞ。」は、説教タイプ。
子どもの反応は「結局聞いてくれないんだ。」
「いいよ。やめて」は、肯定タイプ。子どもの反応は「どうでもいいのかな。」
「だめ。今回は続けなさい」は、押し付けタイプ。子どもの反応は「聴いてくれないんだ」
「どうしたの!?」は、詰問タイプ。子どもの反応は、何も言えなくなります。

このように親の言葉によって、表面上に出さなくても、子どもの心には、マイナスな感情が生まれることがあります。

あなたのきき力はどのようなタイプでしたか?自分のタイプを知ったうえで、これらのタイプはなるべく避けるように心がけてみましょう。

 

今回のきき力チェックは、以下の書籍を参考に作成しました。この場を借りて感謝いたします。他にも心に刺さる言葉盛りだくさんな書籍です。よければご一読ください。

 

 

次に、具体的にどのようにきくとよいのかを紹介します。ここからはコーチングの具体的な方法になります。

まずは笑顔で黙ってみましょう。

お子さんが何か話をしてきたら、まずは笑顔で黙ることが大切です。

多くの大人はおしゃべりが大好きです。大人は、子どもよりも多くの経験をしてきたわけですし、自分より弱い存在に対し、物事を教えたくなるからです。

しかし子どもは、親のおしゃべりを求めていません。
自分の話を聴いてほしいのです。

皆さんの周りにも、こちらの話を聴いてほしいのに、一方的に助言や体験談を話してくる人はいませんか?そういう話をされると、「違うんだけどな。」という思いになるかと思います。子どもも同じ気持ちになるのです。

だからこそ、黙ることが良いのです。理由は3つです。

理由1:自分の言いたいことを抑えられる。

人は、話をしたくなる生き物ですから、話を聴いている内に、「これを言いたい!」と思ってしまうものです。それを抑え込むには黙ることが一番よいのです。

理由2:笑顔の沈黙によって、相手は本音で続きを話そうとする。

およそ4秒という沈黙ができると、相手は、「何か次を話さなきゃ。」と思うようになります。聞き手が笑顔ならば、安心して次の話を始めますし、怪訝そうな顔をしていたら本音を隠して話をしようとします。笑顔あふれる先生には何でも話せるけど、強面の先生の前だと、言葉がつまってしまうのと同じですね。

理由3:話し手が、こちらのことを試しているのかが分かる。

「習い事をやめたい。」という言葉の裏側には、「こう言ったら、ママはなんていうのかな?」と試そうとしている場合があります。

子どもが親を試すというのは、話を聴いてほしいという気持ちではない何かがあるということです。本当に話を聴いてほしいときには、黙っていれば、どんどん話がでてくるものですから。

子どもが親を試しているときや、黙っていても、子どもが話を続けない時には、オウム返しという技法を使います。これについては、次のページで解説をしています。このオウム返しを混ぜ合わせることにより、子どもからの信頼のドアを開くことが出来ます。

最後に復習です

今回は、自分で考える子に育てるには、コーチングがよいということ、コーチングにおけるきき力について紹介をしました。

 

①ティーチングではなくコーチングをしましょう。
→ティーチングは最終手段。こちらが答えられるようなことでも教えないことが大切。
②きき力には様々なタイプがあります。
→これらのタイプは、子どもに否定的な反応させる恐れがあるので注意です。
③まずは笑顔で黙りましょう。
→自分の今もっているきき力を捨てるため、子どもから話を聴きとるため、まずは黙ってみましょう。言いたいことを言わなくなったら、一流です。

 

 

最後までお読み下さりありがとうございました。このページが少しでも皆様のお役に立てますように。

お読みいただいて「他の人にも紹介したい。」という方は、是非、シェアやコメントをして頂けると嬉しいです。ご意見・ご質問等もお待ちしております。

 

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