子どもへの否定がこれでゼロ!最高の傾聴法で自分で考えて動く子に【きき力を磨く②】P.21

コーチング

 

 前回のページの続きになります。よろしければご覧ください。

こんなお悩みをお持ちの方へ

子どもに何か聞いても、”何でもいい”って答えてきて困る。
優柔不断。
自分で考えられる子になってほしい。

✓このページから学べること
子どもが何でもいいと言わなくなる。
自分で物事を考えられる子に育つ。

 

上記のような子に育てる方法を知ることが出来ます。

この方法は、保育園・小学校の現場でも使われている。ビジネスの現場でも、自分で考えて行動する主体的な社員の育成のために使われています。またカウンセラーも使っています。

コーチングで最も大切な考え方・思考

コーチングでもっとも大切なのは、相手の中に必ず答えがあるという考え方・思考です。

人は誰しもが、自分で決断をする力をもっています。そして行動をすることができます。
朝、起きるか起きないかも自分で決断をしているのです。体が勝手に動いて布団から出るなんて人はいません。

相談された=相手はこちらの意見や提案を求めている。

という考え方は捨てましょう。

 

よし、何でも教えるぞ!

いいアドバイスをするぞ!

 

 

と思ってしまう時点で、コーチングは失敗です。

しゅん…

 

相談をしてくる=自分の気持ちが分からないから相談することで知りたい。

この考え方が大切です。

人間の脳内では、言葉や感情が在りえない速度でぐるぐるとまわっているといいます。

すごくもやもやするけど、紙にもやもやの内容を書くことで、スッキリするというのは、脳内に高速で駆け巡っているものを可視化することで、気持ちが整理されていくのです。

だからこそ、こちらの提案によって解決するのではなく、きき力を用いて、相手の脳内にある感情や言葉を出していくことで、最終的に相手が意思決定をすることができるのです。

 

とはいえ、「こちらから意見を言わないと解決しない時もあるのではないか。」と思う方もいらっしゃるでしょう。おっしゃる通りで、時には、意見や提案は必要になります。

 

しかし、それを最初から行うのではなく、相手が”どうしたいのか”という気持ちの整理がついた後に、「こんな方法がありますね。」と、選択肢の1つとして出すと、自分で選択をしたことになるので効果的なのです。最初から提案する気では、ティーチングです。

相手の中に、必ず答えがあります。どうしたいかを決めるのは、相手なのです。 

黙った後は、おうむ返し。

 

お子さんが相談等をしてきた際には、まずは黙る。そしてそのまま会話が発展しそうになければ、「おうむ返し」をしましょう。

「おうむ返し」は、相手が言った言葉をそのまま返すという技法です。

 

子「学校に行きたくない。」

親「(黙る)……学校に行きたくないんだ?」

子「だって、勉強がつまらないから。」

親「(黙る)そうなの。勉強がつまらないの。」

子「うん。だって、国語の時間に発表をしたら、間違えて、みんなに笑われるから。」

 

というように、「黙る」と「おうむ返し」を併用することで、子どもは、親に認められたと無意識に思うようになり、自然と続きを話すようになります。続きをどんどん話していくことで、子どもの感情が見える瞬間があります。

感情が見えたら、チャンスです。

 

親「間違えて、みんなに笑われるのは嫌だよね。」

このように子どもの感情を受け止めてあげるのです。

 

子「うん。嫌なの。だからもう学校に行きたくない。」

親「友達や、算数、体育とかも嫌いになっちゃったの?」

子「そうじゃないよ。他のことは楽しいよ。」

親「そう、他のことは楽しんだ。じゃあ、どうしたいのかな?」

子「国語が嫌だから、国語で間違えないように勉強を頑張る。」

 

このように、親から何か提案をする必要はありません。
1つの悩みが膨らんでしまい、全てのことが嫌になってしまうのは、大人でもあります。他のことにも目を向ければ、必ず、前向きに問題解決に向かっていくでしょう。そのためにも、まずは、子ども自身がどんな感情で、どんな悩みがあるのかを明確にするのです。

黙った後におうむ返しをすると、感情が見えます。それが、問題解決の糸口になるのです。

無意識に否定をしていませんか?

私たちは、無意識の内に子どもを否定します。否定をされ続けると自己主張が出来ない子に育ちます。

なぜなら、自分の感情や行動に対し、「それは、違う。」「これはおかしい。」と言われ続ければ、自分の中で無力さを感じるようになり、自分の主張は通らないと思うからです。

自分の主張が通らないと学んだ人は、自己表現をしても無駄だと思うようになり、やがて、自分で考えることも破棄するのです
私も親からたくさんのダメを受けてきたので、何か物事を決める時には、必ず親の許可を無意識にとるようになりました。

いや、うちは大丈夫。

と言い切る前に、もう一度振り返ってみてください。大人は意外と簡単に子どもを否定します。

 

お子さんが転んで泣いた時、なんと声をかけますか?

 

「痛くない。痛くない。大丈夫。大丈夫。」

こういった声掛けは、子どもの「痛い」という感情を否定しています。

 

 

「ママがいいー!」というお子さんには、なんと声をかけますか?

 

 

「パパ(じじ・ばば)もいいでしょう。」

なんて声掛けも、”ママがいい”という気持ちを否定しています

 

子「勉強したくない。」親「やらないと困るよ。」

子「野菜食べたくない。」親「食べなきゃ元気になれないよ。」

子「まだ寝たくない。」親「もう、遅いんだからとにかく寝なさい。」

 

ついつい言ってしまいますね汗

どれも、子どもの気持ちの否定です。

このちょっとした否定の積み重ねが、考えない子を育てている原因だと思うと恐ろしいですよね。

否定はよくないことがわかったけど、つい否定してしまう。という方もいるかもしれません。

その時に使えるのが、黙る&オウム返しなんです。

 

実際に使ってみた

子「痛いー!」

親「(黙る。)痛いよね。」

子「うん·····絆創膏欲しい。」


子「ママがいいー!!」

親「(黙る)うんうん。ママがいいよね。」

子「そうなの。ママがいいの··········(ちょっと落ち着く。)」


子「勉強したくない。」

親「(黙る)そうなの。勉強したくないんだ。」

子「うん。明日がんばるから、今日は休んでもいい?」

親「期待しているよ。」


子「野菜食べたくない。」

親「(黙る)そうなの。野菜食べたくないの。」

子「うん。この野菜苦いから苦手なの。」

親「苦いのが苦手なんだね。苦くなければ食べられる?

子「うん。食べられる。」


子「まだ寝たくない。」

親「(黙る)そっか。寝たくないんだ。」

子「うん。お昼寝しちゃって眠くないんだ。」

親「眠くないのに寝るのは難しいね。どうしようか?」

子「眠くなるまでゲームやっていい?」

親「ゲームがやりたいんだ?」

子「そうじゃない。眠くなるまで何かしたいの。」

親「光を浴びると眠さが吹き飛ぶんだって、光をなるべく使わない読書や、勉強、読み聞かせとか色々あるけど、どうしたい?

子「じゃあ、絵本を読んでほしい。」


 

このように話をしていくことで、自分の気持ちを素直に言える子になっていきます。

 

禁止語や命令語を言われることが多かった経験をしてきた子は、初めのうちは中々自分の考えを言い出しづらそうにしますが、「何を言っても認めてもらえる。」という安心が子どもの中で生まれれば、どんな子でも主張ができるようになります

 

私も、この方法を続けてクラスの全員が自己主張する子になりましたし、

 

「親が言うよりも先生の言うことを聞くんです。」と悩みを打ち明けるご家庭もありました。

 

必ず効果がある技です。

植物に水を与えるように、毎日継続してみてください。

最後に復習です。

 今回は、自分のきき力を高め、子どもが自ら考える力を伸ばすための方法について紹介しました。

①相手の中に必ず答えがあるという意識をもってきく。
☞相談=こちらの意見を通すという考え方は捨てましょう。
②黙った後には、おうむ返しをしましょう。
☞おうむ返しによって、人は、承認されたと安心をします。そこから話し手の感情を探り、どうしたいのかを考えさせていきましょう。
③無意識に否定するのは、今日でおさらば。
☞身近な人、かつ弱い存在であればあるほど、無意識に否定をしてしまいます。今日から否定を無くしましょう。
 
最後までお読み下さりありがとうございました。このページが少しでも皆様のお役に立てますように。
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