自分で考える子どもになってほしい。
どうしても自己主張をしてきません。
コミュニケーションは2種類ある。

簡単にまとめると、
言葉を使うコミュニケーションが言語的側面、
言葉を使わないで伝えるコミュニケーションが非言語的側面です。
この非言語的側面のコミュニケーションを意識することが大切です。
面接等の練習でよく聞くフレーズかと思います。
言葉を使っていない、見た目や声の大きさ、身振り手振り等でも、コミュニケーションはできるのです。
子どもたちを静かにさせるときに、「静かにしなさい!」と言うよりも、黙って静かに見つめている方が静かになるという場面があります。これも言葉を使わずに行うコミュニケーションなのです。
子どもの話を体で聴く

言葉を使わないコミュニケーションでは、話を体で聴くことを意識しましょう。
何故なら、どんなにすてきな言葉で心に刺さるような言葉を発しても、
体が話し手の方に向いていなかったら、相手には響かないからです。
我々、大人は忙しいですから、子どもが「きいてきいて!」と言ってきても、家事や仕事をしながら「どうしたの?」と言ってしまうものです。これでは、親にきちんときいてもらっていると子どもは感じられません。話す内容も減っていくのです。
実際の聴き方4つ

では、実際の聴き方を4つご紹介します。
≪視線≫
お子さんの「聴いてもらいたい。」という感情をキャッチしたときには、必ず向き合って、視線を合わせるようにしましょう。可能であれば、ひざを曲げてしゃがみ、目線へ合わせて話を聴くことが出来るとベストです。
≪表情≫
硬い表情は、相手に「聴きたくないのかな。」と思わせます。柔らかい表情をすることで、お子さんは安心して話し始めるでしょう。表情が大切と言うことは、面接練習でも耳にタコができるくらい言われますね。
≪身振り・手振り≫
腕組みと足組みは、カウンセラーの世界ではご法度とされています。何故なら、「あなたの話は聞きません。」と話し手に思わせてしまうからです。片手で頬杖なんてもっての他です。
驚いたらなら、ワッと腕を広げたり、面白かったら手を叩く等をするとよりよいです。
≪声色≫
相手に伝えたい感情で声色を変えましょう。声色によって、使う言葉の意味が大きく変わるからです。
「もうすぐ土日だ。」を嬉しそうに言えば、「休みが嬉しいんだ。」と相手は思いますし、悲しそうな声で言えば、「休みは一緒に過ごしたくないのかな。」と思うのです。
このように、人は、言葉以外のところに無意識に着目し、相手の気持ちを察しようとします。大人以上に、子どもはそういったことを感じ取る天才です。
と大人以上に身を引くことが出来ます。ぜひ、この4つを使って試してみてください。
A:視線も合わせず、硬い顔で、腕や足を組み、めんどくさそうな声色で話を聴いたとき。
B:視線を合わせ、笑顔で、膝などに手を置き、安心させるような声色で話を聴いたとき。
お子さんとの会話量は、圧倒的にBの方が多いことでしょう。お子さんを使って試すのが気が引けるという方は、夫婦や友達とやってみてください。
最後に復習です。
今回は、黙る&おうむ返しよりも効果的な聴き方について紹介しました。
☞良い言葉なんて必要ありません。聴くときの姿勢を磨きましょう。
②子どもの話を体で聴きましょう。
☞良い話なんて必要ありません。まずは、体を意識して聴きましょう。
③視線、表情、身振り、声色
☞この4つを意識するだけで、子どもに強い安心感を与え、自己表現をする子に育ちます。
最後までお読み下さりありがとうございました。このページが少しでも皆様のお役に立てますように。

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