子どもへ何度言っても勉強をしない
宿題や課題をやってこない

今回の記事はこの文献を参考にしています。子育てに限らず、仕事・家庭などにも役立つ考え方があり、幸せに生きるための一冊です。
親と子の課題を一緒にしていませんか?

親と子どもの課題というのは、同じではありません。
必ず分けて考えましょう。
親はついつい自分の課題のように、子どもの課題に介入をしてしまいます。
具体的には、子どもの成績が悪いと、親は「私がなんとかしなきゃ。」と思って、ああでもない、こうでもないと言ってしまうからです。
そして、親のアドバイスやヘルプによって、子どもの成績が伸びたとしても、それは子どもの力ではなく、親の力、親のおかげとなってしまう。これって子どもの人生を潰してしまっています。
母「勉強は朝にするといいわ。明日からやりなさい。」
そのようにした結果、成績が伸びると、子どもは
子「すげーお母さんの言うとおりだ。」
となります。一見、親の権威性が培われて良さそうに感じます。
また、他の大人がアドバイスをしても「ママがこう言ってたから」と自分の行動を全て親の責任にしようとします。
新人社員にも、稀に「いえ、父がこういっているんで。」と親の意見、考えに固執し、素直にアドバイスを受け取らない人がいると聞きます。
親は、子どもが心配で愛していますから、ついつい子どもの課題を一緒にしてしまいます。
もう、課題を一緒にしなくていいんです。子どもの課題は子どもの課題。親にサポートを求めてきたときに全力で支援すればよいのです。
子どもを減点してませんか。

多くの大人は子どもを減点していきます。
今日から加点方式で子育てに取り組みましょう。
子どもを減点をしていくと、マイナスな面にしか目が向かなくなります。当然、マイナス面が見えてくると、それを無くそうとします。結果、本来なら別々の課題のはずなのに、親子の課題となってしまうのです。
100点の子を目指すのではなく、0点の子に点数を上げていくというのです。
100点という理想像をもつと、周りと比較するようになります。
「この子は足が遅いわ。ダメなのかしら。」
と自分の子をどんどんと減点して考えてしまうのです。
母「100点を目指しているけど、今は運動がダメだから60点くらいの子ね。」
母「あ、去年よりも足が速くなってるわ。成長ね!(+10点♪)」
そもそも、大人が勝手に子どもに点数をつけるというのも大きな間違いだと私は考えています。100点という考え方があるから比較が生まれますし、100点という枠組みを超えることもできないのです。
子どもの無限の可能性を大人の判断で潰してはいけないと私は思っています。
勝手に「この子の可能性はこんなもんだろう。」「ここまでしかできないだろう。」と決めつけるのは、もうやめませんか。
最後に復習です。
今回は子育てのことで悩まなくなる考え方について紹介しました。
☞つい、同じように考えてしまいますが、親と子は別の存在です。どちらの課題なのかを考える目を持つことが大切になります。
②子どもを減点せず、加点しましょう。
☞子どもは一人一人可能性が異なります。あらゆる可能性を広げて行けるように加点していきましょう。

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