「子どもの思考力を小さい内から身につけさせたい。」

実際に保育士である私が、保育園の段階から、この方法を意識することで、多くの子がコミュニケーション力と思考力を高めています。
今からでもすぐにできる3つの方法
コミュニケーション力と思考力を高める3つの方法を紹介します。
方法2:質問を通して子どもに考えさせる
方法3:察しの悪い大人になる
順番に、1つずつ解説します。
方法1:子どもの話を聞く。

お子さんの話聞いていますか?
よくレストラン等で、子どもが話したがっていても、スマホとずっとにらめっこしている親御さんを目にします。とても勿体なく思います。
お子さんが話をしたがっていると感じたら、やっていることをやめて、
子どもが話を聞いてもらっていると認識すると、次に「わかってもらおう」とします。ここでようやく、相手とコミュニケーションをする意識になるのです。
コミュニケーションは言葉のキャッチボールです。
ということです。
この土台がまずは必要なのです。
方法2:質問を通して子どもに考えさせる

子どもが語っていない内容について質問すると、思考力が伸びます。
人は、考えても見なかった問題に直面し、思考することで脳が鍛えられ、思考力が高まります。
かなり抽象的な表現ですね。
具体的には、子どもが
と言ったら、
と聞きます。こうすることで、より脳を使って話すこととなり、思考力が高まり、コミュニケーション力が開発されます。
他にも参考に質問例を挙げておきます。
・どうしてそういったと思う?
・〇〇いいと思う理由を教えて?
・どうしたらいいと思う?
・どうやったら解決できるかな?
また、年齢が高い子には、さらに質問内容を複雑にすると良いです。
親「携帯電話があった方がいい理由を3つ教えて。」
という感じです。

質問は、”知りたい””教えて”という気持ちで発してくださいね。義務的に聞いてしまうと、子どもも親も楽しくないですから。コミュニケーションを楽しむ姿勢が、子どもの力を伸ばします。
察しの悪い親になる
察しが良い方が、効率はよいのですが、今日からは察しが悪い親になりましょう。

察しが悪くなることで、相手に伝わるように必要な言葉を選択するようになり、飛躍的にコミュニケーション力が高まります。
具体的には、こんなやりとりです。
親「ん?」
子「おもちゃのここ、外れちゃった!」
親「そうなんだ。外れたの。」
子「直して!」
親「何を?」
子「おもちゃを!」
親「おもちゃをどうするの?」
子「おもちゃを直して!」
親「ん??」
子「おもちゃを直してください。」
親「はい。」
このように、相手に伝わるように言葉を選ばせることが思考力を高め、高いコミュニケーション力となるのです。
子どもの脳を衰退させる親の関わり方

”察しが良く、すぐに動ける親”は子どもの脳を衰退させます。
赤ちゃんの頃から、親は子が何を伝えたいのか、一生懸命に考えてお世話をしてきました。時には、専門書やネットなども使って、赤ちゃんのことをとにかく調べた人もいるのではないでしょうか。
だからこそ、その延長で、話せるようになった子どもの言いたいことややりたいことをすぐに読み取ることができてしまうが親です。
支度をしようとしていたら、やってあげたくなる。
子どもが何かを訴える前に、こちらから行動したくなる。
しかし、それは優しさではありません。
厳しい言い方ですが、親の支配です。
察しが良くすぐに動ける大人の元で育った子は、何も考えなくなります。
とはいえ、「うちの子は、私が動かないと何もできない。」という方もいらっしゃるでしょう。
大丈夫です。大人が思っている以上に子どもは察しが良いです。
「これくらい言えば、うちの親ならわかってくれるだろう。」と考えて、
と短い言葉を無意識的に発するのです。それだけ強い信頼があるということにもなりますが、このままでは、一向にコミュニケーション力は育ちません。
私も、無言で物をさし出してくる子に対し、ぽかーんとした顔を見せました。
すると子どもはすぐにハッとなり「お願いします。」と言って物を渡すようになります。行
動と言葉をしっかりと結び付けるのも大切なコミュニケーション力なのです。
最後に復習です
今回は子どものコミュニケーション力・思考力を高める方法を3つ紹介しました。
②質問を通して考えさせる
③察しの悪い大人になる
最後までお読み下さりありがとうございました。このページが少しでも皆様のお役に立てますように。

コメント