子どもがとにかくわがままなんです。

この方法を保護者の皆さんに紹介して、実際に好き嫌いを克服できたという実績があります。簡単ですので、お困りの方は、是非試してみてください。
子どもがわがままなのは、好き嫌いが原因の1つである
食わず嫌い・好き嫌いは許してはいけません。

これを許すと全てのことに対し、自分の好みを優先し、好きか嫌いかで判断をするようになります。
何故なら、食事という行為は、基本的に毎日行う必要な行為である3大欲求の内の1つです。
好き嫌いを許すというのは、毎日、わがままを許してもらえるということを学んでしまうのです。
エスカレートしていくと、人間関係においても好き嫌いで判断するようになります。
「あいつ、なんか無理。」
そんな理由で人を傷つけたり、避けたりするようになっていきます。

これってすごく勿体ないことですよね。
自分の嫌いという感情がその子の中で正義になってしまうのです。これでは、何も得がありません。「嫌だ。」という感情に脳が支配され、良い面に気づけなくなってしまいますから。
食事の好き嫌いは克服されます!

やり方を2つ紹介します。
方法2:好き嫌いは許さないという姿勢を一貫して見せ続ける。
方法1:離乳食の段階から、とにかくたくさん種類の食材を食べさせる。

子どもの食わず嫌いや好き嫌いは、幼少期に多様な種類の食べ物を経験したかどうかにあります。
人は、体験を多くした方が慣れます。人前でたくさん発表した経験がある子は、どんな場であっても発表できる強いメンタルをもちます。
それと同じで、豊富な種類の食材を食べたことがある子も、どんな食材であっても食べられる強いメンタルをもつことができるということなのです。
次男次女の場合は、親御さんが子育てにも慣れてきた頃になります。長男長女の頃よりも、食に関してはあまり気にせず、あるものをどんどん食べさせようという気もちになり、結果として、好き嫌いをしない子になるのだと思います。

私も、長男の食物アレルギー持ちだったので、好き嫌いがとにかく激しかったです。
方法2:好き嫌いは許さないという姿勢を一貫して見せ続ける。

親が絶対に許さないという行為は、子どもは基本的に忠実に守ろうとします。どの子も、親から愛されたいと思っていますから。許さないことはしようとはしません。
つまり、子どもは一度許されると、「これはいいんだ。」と学びます。
「残したい。」と言って、親から許されると、
と思うわけですね。
このように学ぶと後が大変になります。「残しちゃだめよ。」と言うと、子どもは混乱します。
と心の中では思っています。
このように無意識に親や大人を試そうとする行動をアドバルーンを飛ばすといいます。
と、保護者の方から聞く機会が良くあります。
これは料理の味問題というよりも、先生が好き嫌いを許していないからだと思われます。
「学校では、食べなきゃいけないな。」という気持ちが子どもの中に働き、頑張って食べることができるのです。
とはいえ、すでに好き嫌いを許している期間が長いご家庭も多いかと思います。
「もう、遅いですか?」

大丈夫です。結論、いつでも好き嫌いは克服できます。
今日から好き嫌いを無くす方法

食事の出し方をコース料理式にしてみましょう。一気に食卓にご飯を並べるのではなく、嫌いだと思われる料理から出して行くのです。
例えば、魚が嫌いなら、魚料理から出し、食べ終わったら
という具合です。
そして最初のうちは嫌いなものを出す時には、少量にしましょう。そうすることで、ストレスが少なく、毎日食べることができます。そして毎日、少しでも苦手なものを食べ続けているお子さんを承認してください。
毎日、食べることが出来ているね。
うれしいよ。ありがとう。
と言葉をかけ続けます。
因みに「一口でいいから食べてみよう。」は効果がないです。
ずっと好き嫌いが許されてきた子は、自分の嫌いなものに対し1種のプライドを持っています。
「ぼくはこれが嫌いなんだ!!」
とまるで自分のアイデンティティのようなプライドです(笑)自信をもつことじゃないですのに(笑)
そんな子へ無理に一口食べさせようとすると、脳が「不味いものが口に入ってくる!!!!」と思っているので、必然的に「不味い、」と感じてしまいます。
さらに恐ろしいことに、「そんなに不味くないかも。」と思っても、今までずっとそれを嫌いだと言い張っていた自分を認めたくないという気持ちが働き、結果的には「不味い」という判断をするのです。
公平なジャッジがされないなんて、好き嫌い裁判所の裁判官は恐ろしいです。
最後に復習です。
今回は、子どもの食わず嫌い・好き嫌いがわがままに繋がる。好き嫌いを無くす方法を紹介しました。
②小さい頃から多様な食材を体験させ、好き嫌いは許さない姿勢を貫きましょう。
③食べさせたいもの(子どもが苦手とするもの)からコース料理形式に出し、毎日、苦手なものを食べることができたという経験をさせましょう。
最後までお読み下さりありがとうございました。このページが少しでも皆様のお役に立てますように。

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